■(財)北陸経済研究所 酒井 |
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国土形成計画の広域地方計画が検討段階に入ったところであり、当面は北陸三県が一つの塊として、発展していく計画である。そのベースとして、個別具体的に住民の目線で分かりやすいものを提供しながら、発展方策を探っていくというのが現段階である。 |
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道州制に転向した場合には、県の境界にこだわるのはいかがなものであろう。民間からもっと強く声が上がってもいい。あるいはその役割こそがシンクタンクであるのかもしれない。 |
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道州制になっても、国と地方との役割を明確にしていく必要がある。特に、社会資本の格差論の話が出たが、骨格となる社会資本は国が責任をもって、国として必要なものを作るべきである。交通基盤のように目に見える分野だけでなくて、国土保全の視点が災害の多い国では重要である。 |
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北陸は東京、名古屋、大阪、三大都市圏とどう相互補完できるのか。リダンダンシーがあるが、相互補完ができる展開を考えていく。産業、文化、観光、様々な面で考えてみてはどうだろうか。 |
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国全体が競争力を失うような、減少させるような道州制論議ではあってはならない。 |