基本情報 |
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合併後市町村特徴 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
美里町は熊本県のほぼ中央に位置し、地勢は山地丘陵部が多く、総面積(144.03平方キロメートル)の約4分の3を森林が占める典型的な中山間地域である。土地の利用状況は、農用地9.7%、森林74.7%、宅地2.1%、道路3.0%、水面・河川等2.6%、その他7.9%となっており、概して宅地や農地は少なく、農地も大部分が丘陵地や傾斜地で、棚田等として利用されている。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
市町村面積・人口等 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
市町村名 | 面積: km2 |
人口: 人 |
一般会計: 百万円 |
特別会計: 百万円 |
職員数: 人 |
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現在 (H16.12) |
美里町 【ミサトマチ】 |
144.03 | 12,969 | 5,945 | 5,664 | 175 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
合併直後 (H16.11) |
美里町 【ミサトマチ】 |
144.03 | 12,969 | 5,945 | 5,664 | 175 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
合併直前 (H16.10 |
(1) | 中央町 【チュウオウマチ】 |
41.71 | 5,206 | 2,641 | 2,182 | 71 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
(2) | 砥用町 【トモチマチ】 |
102.32 | 7,763 | 3,304 | 3,482 | 104 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
連絡先 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
住所・連絡先 | 住所 | 熊本県下益城郡美里町馬場1100番地 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
電話 | 0964-46-2111 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
FAX | 0964-46-3510 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
URL | http://www.misato.hinokuni-net.jp | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
chuo01@hinokuni-net.jp | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
全般的な内容 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
合併の契機 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
熊本県下益城郡の中央町と砥用町は、歴史的にも経済、文化、生活などの面でも非常に強い結びつきを有し、住民間の交流も活発であり、さらに、行政レベルの連携も強く、消防、ゴミ、し尿処理、火葬などの分野では他町も含め、既に一体的な取り組みが行われていた。 この2町が、平成14年7月1日宇城東部二町合併協議会を設立。両町の20歳以上の全住民へのアンケート調査と5回のワークショップを経て新町建設計画を策定した。 合併の趣旨としては、以下の5項目となっている。 (1) 日常生活圏の拡大による住民ニーズへ対応するため。 (2) 人口の減少と過疎化へ対応するため。 (3) 少子高齢化へ対応するため。 (4) 地方分権の推進と自治能力向上へ対応するため。 (5) 財政の逼迫化へ対応するため。 合併後の新町の人口は約13,000人と大きな自治体ではないが、合併のメリットをいかしつつ、「小さな町であっても、地域住民と行政の協働による取り組みを基に、住民一人ひとりのいきいきとして行動により、キラリと光るまちづくりを実践し、″私たちのまちと誇れる地域社会を築いていく」ことを目標としている。 |
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公共料金決定の経緯 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
宇城東部二町合併協議会の中で、事務事業を進めていく上での基本方針について、5つの基本方針が下記のとおり示された。 @ 新町に移行する際、住民の生活に支障のないよう、速やかな一体性の確保に努める A 住民サービス及び住民福祉の向上に努める B 負担公平の原則に立ち、行政格差を生じさせないように努める C 自治体の規模に見合った事務事業の見直しに努める D 新町において健全な財政運営に努める この中で公共料金に関係するBは「負担公平の原則」であり、「各種使用料・手数料や各種税金など町民が直接負担するものについては、その料金や税率について、町民に不公平感を与えないよう調整する」とされている。 なお、通常、住民負担を低くし、高いサービスが求められるが、「適正なサービスには適正な価格がある」との判断から、適正価格を設定し決定している。(これは、高いサービスを受けようと思うのであれば、経費的な面からみてもそれなりの負担が必要となるため。) |
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財政状況と公共料金の関係 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
新町において安定した予算編成が行えるよう、歳入と歳出のバランスがとれた健全な財政運営が図れるよう調整した。(予算編成をする上での基本方針) 合併前、合併後の財政状況の変化については、合併したばかりであり、判断が難しい。 合併時の公共料金の決定に、今のところ財政状況の影響はない。 料金を安くすることによる負担は、町が負うことになる。 |
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その他 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
保育所保育料 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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公共料金決定の経緯 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
過疎地域でもあり、少子高齢化の問題も深刻になっているため、周辺(宇城)地域の自治体よりも安い保育料を設定し、子育て支援を推進していくことにした。その結果、宇城地域で最も安く、県内でもかなり安い自治体となっている。 決定にあたっては、合併協議会の厚生部会で価格設定のシミュレーション等を行い、3か月以上の議論を経て決定した。 なお、合併が平成16年11月という年度途中であり、年度途中の保育料の変更は国・県への補助申請や保護者への通知等で事務処理が煩雑になるとの判断から、合併前の平成16年4月に両町で料金を統一し、合併後もスムーズな移行とした。(合併協議会厚生部会で決定) |
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効果の検証 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
保育料を下げたことに対する住民の反応は、保護者の子育てに対しての余裕が出来た等、住民の評価は高いようである。 利用率については、今のところ変化はない。 経営の効率化と料金の関係については、料金が下がった分、町の助成が増えたため、保育園の経営に対して影響はない。 |
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財政状況と公共料金の関係 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
財政状況が悪いときは、保育料についても引き上げることになる(全ての公共料金が対象)。 合併したばかりであり、財政状況の変化については、判断は難しい。また、合併時の公共料金の決定への財政状況の影響は、今のところない。 料金を安くすることによる負担は町が負うことになる。 |
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今後の展望 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
歳入と歳出のバランスが取れるよう不断に検討していくことが原則だが、保育料については出来る限り維持し、「子育てがしやすい町」としてアピールしていきた考え。 町内の保育所は民間が3箇所、へき地保育所が2箇所あるが、料金変更に関わる施策の予定、合理化計画、類似施設の統廃合計画等の予定はない。 |
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その他 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
デイサービス通所サービス | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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公共料金決定の経緯 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
デイサービス事業は社会福祉協議会に委託している。受託する美里町社会福祉協議会は、砥用町社会福祉協議会(正職員18人:準公務員扱い)と中央町社会福祉協議会(正職員4人、嘱託職員5人)が合併したものである。 高齢化率が進む美里町では、介護保険料が高く、県内でも上位にある(合併前は県内で2番目と4番目)。そのため、介護保険施設が行うデイサービスより安い料金設定し、町が行うデイサービスを利用してもらうことで介護保険料の抑制に努めることとした。結果的には、県内でも安い町になっている。 決定にあたっては、介護保険料が県内で2番目に高かった砥用町がデイサービス料金を合併前に値下げしており、合併後も砥用町の料金で統一することを両町の福祉課長で申し合わせ、合併協議会の厚生部会で決定した。 |
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効果の検証 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
料金が変更したことに対する住民の反応は、旧中央町地域では料金が下がったため、利用者には喜ばれたようである。 将来的には介護保険料の低減に結び付けたいが、施行後の期間が短いため、効果の検証には至っていない。また、サービスの利用率の変化は特にない。 経営の効率化と料金の関係は、料金が下がった分、町の委託料が増えたため、経営に対しての影響はない。 |
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財政状況と公共料金の関係 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
財政状況が悪いときは、デイサービス料についても引き上げざることになる。 合併したばかりであり、財政状況の変化については、今のところ判断できない。 合併時の公共料金の決定への財政状況の影響は今のところなく、料金を安くすることによる負担は町が負うことになる。 |
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今後の展望 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
デイサービスの利用料金については出来る限り維持していきたいが、歳入と歳出のバランスが取れるよう不断に検討していく。 民間の介護保険施設のサービスと比較すると、料金は安くなっている。 料金の改定は予定しておらず、料金変更に関わる施策の予定もない。また、低廉化や類似施設の統廃合の予定もない。 |
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その他 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||